今日の57577(またまた34年前…)
好きな人と一緒にいても
なにをどうすればいいのか
わからなかった頃。
二人で歩いても
なにを話せばいいのかを
考えているうちに
さよならの別れ道のところに
ついてしまう。
そんな頃のこと
彼の歩幅を確認でもするかのように
ずっと下を向いてついていくだけで、
じゃあねと
別れるときにさえ
頷くだけで声も出せなかった。
少しだけ進歩したときは
やっと彼を見ることができるようになっても
やっぱり少し後ろをついていった。
前を歩くと 姿は見えなくて、
横を歩くと 横を向かないと姿は見えない。
少し後ろなら 姿が全部見えるから
それが一番安心できた。
昔も今も男性に対しては
三歩下がるほど古風じゃないけれど
守ってもらうよりついていくほうが
好きかもしれない。
これが異性関係以外なら
ガンガンいくこともあるけれど。